【現役&元理学療法士経験談】ブラックな職場12個の特徴と対処法!

ある日、理学療法士(以下、PT)の友人から相談を受けました。

<悩む友人>

「今の職場がザ・ブラックな所なんだけど、周りの雰囲気的に辞められそうにないんだよね。」

私は何回か転職を繰り返していたため、相談してきたのでしょう。

<ぜおん>

「多少強引にでも辞めたほうが良いと思うけどなー。」

私自身、その友人とは特に仲がいい!というわけではなかったので、あまり積極的な事は言わず、提案する程度でした。

その知り合いは辞めたいという思いを持ちながらも、1年以上辞めることが出来ずに、ついにはPTという仕事も辞めてしまいました。

ブラックな職場に長く勤めていても、良いことはありません。

過剰なストレスを抱えながら、「やめたい」「いつまでこの仕事を続ければ良いのか」という思いで仕事をしていてもつまらないですし、自身の成長もできませんよね!

もっと言ってしまうと、PTは楽しく仕事をしなければ、この仕事をやっている意味がないと私は思っています。

この記事は、友人と同じような人を少なくするために書きました。

まずはブラックな職場を見極め、失敗しない転職活動は、単に今の職場から離れられるだけではありません。自己成長にも繋がるため、将来のキャリアも見据えた成長が出来るPTになることができます。

<ぜおん>

申し遅れました。私、PTとして3回転職をしておりますぜおんと申します。

プロフィール
PT14年目の「ぜおん」です!
今までに3回の転職経験があり。
詳しいプロフィールはコチラ

【1社目】総合病院▶急性期・回復期・ターミナルを経験。

【2社目】老健▶入所・通所・訪問を経験。介護認定審査員なども務める。

【3社目】介護系有限会社▶介護予防事業立ち上げ、その後デイサービスの管理者も兼任。介護予防事業では、市とも連携して介護予防事業の普及に尽力。

【4社目】老健(現在)▶友人の紹介で転職。入職して半年で副主任、1年で主任を任命。

前置きが長くなりました。結論からいいます。

ブラック職場で大変な思いをしているPTに対して、「転職することでいい方向への道が切り開ける可能性があるよ!」という事を伝えたい!

「現状ブラックに勤めている」という方や「ブラックかも!?」という方にはぜひ読んで欲しいですし、「今のところ職場に不満はない」という方は読まなくてもいいと思っています。

この記事を読んでほしい人

今の職場がブラックなのかどうか知りたい
ブラック職場から抜け出すいい方法を知りたい
今の職場だと将来的に不安
将来を見据えてキャリアアップを図りたい

転職で失敗しないための方法を知りたい

この記事を読まなくてもいい人

今の職場はいい環境で大きな不満がない
定年まで今の職場で働く予定
まだ新卒から入職して右も左もわからない

まだ新卒から入職して右も左もわからない人は、まだよくわかっていない状況だと思います。特徴を知っておくのは大切ですが、変なバイアスがかかってしまっても困るので、読まないことをおすすめします。

目次

「ブラック職場かも!?」特徴12選

いきなりですが、まず最初にお伝えしておきたいことがあります。

それは、ここでは特徴12選という形で書きますが、これは「1つでも当てはまったらブラック確定!」というものではないという事です。

そもそも「ブラック企業」という言葉に実は定義はないのをご存知でしょうか?

ですので、これらの特徴はあくまでも目安としてご活用下さい。

①「やりがい・成長」など精神論が多い

「やりがい・成長・夢・希望などの精神論で仕事を押し付けられる」

「やりがい」を盾に、見合わない給料やサービス残業が多い

医療業界・介護業界は、「やりがい」や「成長」という言葉がよく使われます。「やりがいのある仕事だからこの理学療法士を選んだ」という人も多いでしょう。

しかし、それらが理由で見合わない労働条件を突きつけてくる職場は実際にあります。

「やりがいのある仕事なんだから、お金をあまり求めてはいけいない」

これは考え方としてわからなくはないですが、私たちにも生活があります。物価が高くなっていっている中で、安い給料でやっていけなければ、自分が辛くなっていくだけなので気をつけましょう!

<PTを辞めた友人>

私の職場もよくこの言葉を使っていました。

<ぜおん>

このような風潮がある職場にいると、今後を考えても給料が上がっていかない可能性もあるため、注意が必要です。

②多職種との関係が最悪

「看護や介護との仲が悪くてまともに話すこともできない」

「多職種でやっていることがバラバラ」

多職種同士で仲が悪いケースもよく見られます。職員間でのコミュニケーションの不足は患者・利用者に対しても悪い影響しかありません。

<ぜおん>

私の今までいた職場では、リハと看護が仲が悪いケースが多かったです。特に役職など上の立場の人同士。勝手に冷戦状態になって、仲良くやりたいと思っても出来ない雰囲気があると、そもそも楽しく働けませんよね。

③高圧的な上司がいる

「まともに相談できる上司がいない」

「パワハラと思われる行動が日常的に行われている」

高圧的な上司の存在はブラック職場のよるある特徴の一つと言えます。この業界は職人気質の人が多いからか、パワハラの要素がある役職の人が多い印象があります。

例えご自身への直接的な影響はなくても、日常的なハラスメントは周りのモチベーションを下げる行為になりますし、そのような上司はいずれ他の人も対象にする可能性があります。

<ぜおん>

そういう環境に慣れてしまう事も危険です。パワハラに対するハードルが下がり、知らない間にパワハラをする側になってしまう可能性も…

④サービス残業が多い

「リハビリ介入前の記録を見るのが当たり前」

「記録を書くのが遅いのは自分が原因だから、残業申請が出来ない」

「イベントの準備は純粋な仕事ではないので残業に当たらない」

この業界で多いケースが、上記のようなものです。もしかすると、この記事を読んでいる人の中にもこのような人がいるかもしれません。

「介入前に記録を確認するのは当たり前!」

「ギリギリに来て記録を見るのは非常識!」

しかし、これらは業務に含まれます。自らの意思で行っている事であれば問題ありませんが、強要してしまうと一気にブラック色が強くなります。

<PTを辞めた友人>

私は役職だったので残業代なしで働いていました。その分、役職手当はありましたが、時給換算でいったら役職になって安くなりましたー

<ぜおん>

役職の責任や仕事量と見合わない給料となることも多いです。
他にも、夏祭りやクリスマスのイベント時の準備はサービス残業が当たり前!というのはよくあるケースです。

周りが当たり前のようにサービス残業をしているから、「帰ります」と言える雰囲気がない。[①やりがい]と繋がってくる事ですが、これが当たり前となってしまっている職場はホワイトではないと言えるでしょう。

⑤有給休暇がなかなか取れない

「周りを見ていて、有給を取れる雰囲気ではない」

「有給申請をすると嫌な顔をされる」

「管理職という理由で有給を取らせてもらえない」

有給休暇を取りたくても、職場の体制や文化がそれを許さない場合があります。

リハビリ関係の仕事は担当制が多く、周りの職員との兼ね合いもあるので、「好きな時に好きなだけ有給が取れる」というのは難しい場面もあるでしょう。

しかし、周りの職員を見て、「有給を取らないのが当たり前の雰囲気がある」というのは違います。

<PTを辞めた友人>

実際、管理職をやっていたし、休める日がなかったので、有給はほとんど取ったことはありませんでした。

<ぜおん>

「管理者だから有給は取れない」ということはありません。休めないような職員体制の場所はブラック職場の特徴と言えるでしょう。この業界、まだ有給を取るのが当たり前ではない職場もあります。

特に現在は有給休暇を年間5日以上取らなければならないという義務化もされてから数年が経ちます。年次有給休暇は労働者すべてに認められた法的権利なので、管理職であっても取る権利はあるのです。

⑥昇給しない

「今の職場に来て、年間昇給が1,000円しかない」

「まわりの先輩の話を聞いても、役職にならないとほぼ昇給しない」

昇給率が低いから「ブラック職場!」とはなりません。しかし、一つの要素として考えられます。昇給率は働いた年数によって異なる場合もあるため、1〜2年働いただけでは見極められないこともありますが、そんな時には先輩などの話も聞きながら昇給はどれくらいしていくのかも知っておいたほうがいいでしょう。

「同じ職場で10年間働いている先輩は入職してから10,000円しか昇給していない」

10年後にこんな事実を知った時にはもう遅い可能性があります。

<ぜおん>

役職になれば手当は貰えますが、逆に言うとそれ以上は年次での昇給がなければ給料は増えていかないということになります。

⑦休憩時間が少ない

「周りが休憩時間も記録をしているので、記録をせざるを得ない」

「臨床業務が忙しくて、ろくな休憩が取れない」

休憩を取ることは業務効率や健康維持にも直結します。「休憩中に仕事をするのが当たり前」のような雰囲気があると、半強制的に休憩は取れなくなります。

<ぜおん>

休憩時間に休憩をしていて、文句や嫌味を言われる職場はもってのほかです!

⑧なかなか辞めさせてくれない

「退職の意向を伝えても職員がいないなどを理由に先延ばしにされる」

「そういう時だけ変に優しくなったり同情を求めたりする」

ブラックな職場には人は定着しないため、退職を阻止しようとしてくる傾向があります。人材確保にはかなりの費用がかかるため、なんとか阻止したいわけです。

<PTを辞めた友人>

まさにこの手で私も退職しにくくなりズルズルと勤めてしまいました。今考えれば無理矢理にでも辞めておけばよかったと思っています。

<ぜおん>

職場ごとに「◯ヶ月前には言う」などの規約はありますが、それを守れば辞められない事はありません。

本当に辞めると決意した時には、強い意志を持って伝えましょう。

⑨勉強会・研修会への強制参加

「勉強会への参加が強制的」

「休みの日でも勉強会の時は出席しなければいけない」

「休み扱いで研修会に参加しなければいけない」

勉強会への参加は残業扱いではない職場が一般的です。なので、これは強制ではないはずです。しかし、職場によっては「勉強会は全てに出席するのが当たり前」いう風潮が浸透している職場は多くあります。

<ぜおん>

中には「休日の日でも勉強会の時は行かなければいけない」という職場もあります。

半ば強制的にしないと勉強会に人が来なくなるからという理由もわかりますが、興味のない勉強会に参加をしていても、お互いにとってメリットはありません。

⑩離職率が高い

「離職率が周りに比べて高い」

「やめていく原因は後ろ向きな理由が多い」

「優秀だと思っていた人ほど辞めていく」

これは、リハビリ職だけでなく、介護や看護の離職率を含めて見るようにしましょう。離職率が高い事はブラック職場の指標となる数値と言ってもいいでしょう。

<ぜおん>

特に、ブラックな職場では優秀な人材が離職する傾向があります。他の所でもやっていける自信があるからです。

優秀な人材が定着しない職場には、何かしらの理由があります。その原因が不満足な労働条件や職場環境の場合、特に危険と言えるでしょう。

⑪慢性的な人材不足

「常に人材が不足している」

「新しい人が入職してもすぐに辞めてしまう」

離職率が高いと、慢性的な人材不足に陥りがちです。

<ぜおん>

人材が不足しているため、一人一人の仕事量は多くなる。給料が変わるわけではないため、さらに人が辞めていく。ブラックな職場はこのような負の連鎖に陥っているパターンがあります。

介護や看護は特に人材が不足しています。そのため、人材不足=ブラック職場というのは難しいですが、逆に一人一人の職員を大切にしている職場はホワイトな職場と言えるでしょう。

⑫不適切な患者・利用者ケア

「認知症の人にはリハビリはしなくてもいい」

「(介護士)おむつ交換やお風呂介助など、時間効率のみを考えて行わせる」

中小規模の老人施設で特に見られるケースです。認知症の方はリハビリを実施されたのか覚えていません。「覚えていないからやらなくてもいい」という考えの職場もあります。

このケースはリハビリよりも介護に見られる事が多いです。特に夜勤。誰も見ていない時に不適切な対応をする介護士は多いと思います。

<ぜおん>

実際に利用者の方から相談を受けることもしばしばあります。

これらのような職場では、しっかりと働きたいと思っている人材ほど離職を考える場合があるため、⑩や⑪のように負の連鎖に繋がります。

これまでに書いてきた要素から、ブラック職場を見極めていきましょう。

ブラック職場を今すぐ辞めるべき3つの理由

ブラック職場だと判断したら、今すぐ辞めるべきです。そんな職場で働くメリットがありません。

その中でも特に大きな3つの理由が以下になります。

  • 心身が疲弊してしまい、最悪の場合うつなどのリスクもある
  • 環境の悪い所で働いても成長が出来ない
  • 職場の将来性がなく、長く勤めている意味がない

それぞれ詳しく解説していきます。

心身が疲弊してしまい、最悪の場合うつなどのリスクもある

長時間労働、休息不足、ストレスの蓄積は、うつ病やその他の精神的な健康問題を引き起こすリスクを高めます。

ストレスが溜まっていくと、一気に症状として出始めることもありますし、そうなってしまうと冷静な判断が出来なくなることもあります。

<PTを辞めた友人>

私はうつまではいきませんでしたが、退職する直前は精神的にはかなり参っていました。

<ぜおん>

ストレスは蓄積します。限界ギリギリまで頑張る必要はありません。出来るだけ早くに見切ることをおすすめします。

環境の悪い所で働いていても成長が出来ない

優秀な人材はブラック職場には定着しません。入ったとしても辞めていきます。つまり残って長い間働き続けている職員は…

時間がない・周りに優秀な人材がいないというような、悪い環境で働いていると、ストレスが貯まるだけでなく、余裕も出来ないため自身の成長が出来にくくなります。

「仕事嫌だな」と考えながら仕事をしていても、いい方向にはいかないため、早めにしっかりとした職場に移ったほうがいいです。

<ぜおん>

朝起きるのが辛くて「行きたくないなぁ」「早く休みにならないかぁ」これは私もです。ですが、「働きながらもいつも辞めたいと思っている」「職場のドアを開くのが辛い」このような考えは危険な合図です。

職場の将来性がなく、長く勤めている意味がない

同じ職場に長く勤める事のメリットはあります。しかし、それは将来的にも安心できる職場であればの話です。

ブラック職場に将来性はないと言っていいでしょう。特に、今は患者や利用者よりも、人材不足の負の連鎖に陥り潰れてしまう施設の方が多い印象です。

人材が定着しない職場は将来性がなく、最悪潰れる可能性があることを考えると、長く働く意味はないですよね。

<ぜおん>

私も3ヶ所目の職場は将来性が不安で辞めています。

詳しく知りたい方は詳しいプロフィールをご覧いただければ、各職場の詳しい退職理由なども書いています。

ブラック職場ならすぐに転職を考える!年齢関係なし!はじめの一歩が肝心!

転職をするには時間がかかります。「転職サイトへの登録」「求人票だけは見ておく」など、できるだけ早く準備はしておきましょう。他の職場の条件を見ることで、結局今の職場の方が条件はいいといった事も見えてくることもあります。

今の職場に固執する理由はあるのかを考える

もし現在ブラックな職場に勤めているという自覚があるなら、すぐにでも転職を考えて下さい。今までの特徴部分でも挙げましたが、勤めているメリットもありませんし、あなた自身が潰れてしまう可能性もあるからです。

まだ入職して1.2年なのであれば、まだわかっていない部分も多いと思うので頑張ってみてもいいと思います。しかし、5.6年経っていて、職場の状況なども色々わかった上でブラックと判断するのであれば、迷う必要はありません。

「わかってはいるけど今までいた職場を辞めにくい」

「退職なんて切り出したらなんて言われるか…」

「新しい場所に行く方がストレスがある」

このように思う気持ちもよくわかります。今だけを見るならそれでもいいでしょう。しかし、PTとしてこの先数十年働くのであれば、将来性を見据えた職場に就きたいですよね?

<PTを辞めた友人>

別に固執していたわけではありませんが、仕事でストレスを抱えて、少ないせっかくの休日に転職活動なんてする気は起きませんでした。

<ぜおん>

確かにそうですよね。それなら「転職する」と決めるのではなく、「他に条件のいい職場がないか探してみる」くらいの気持ちで転職サイトを見てみるくらいならどうでしょう?条件がいいところが見つかれば、自ずとモチベーションも上がってくるはずです。

転職サイトを見るくらいなら食事の時間とかに出来たかもしれません。

最初の一歩目を踏み出せれば、キャリアアップの道も拓ける

転職は、特にはじめの一歩が重要です。一歩目を踏み出すのが大変なんです。

転職経験があると、もし次の職場がブラックな職場だったとしても「また転職をすればいい」と思えるようになり、気持ちに余裕ができます。

より良い条件のところへの転職をしていけば、キャリアアップしていくため、PTとしても貴重な人材になっていくでしょう。

ただし、「1年や2年という短いスパンで見切って次から次へと転職をする」

というのは違います。これに関しては次章[転職のデメリット]の部分でもう少し詳しくお伝えします。

年齢により転職を躊躇う必要はない!

この業界、30代からでも40代からでも転職のハードルはそこまで高くありません。国家資格を持っている大きなメリットとも言えます。

病院などでは場所によっては新卒を中心に採用している所も多いため、希望にもよりますが、施設や訪問であれば中間層が中心のところも多いです。

ただ、これも数年後にはどうなっているのかはわかりません。PTの供給量が増えてきており、需給バランスが崩れ始めています。ついには「PTはオワコン」と言われてしまう時代になってしまいました。

「PTはオワコン」の現状について調べた記事がコチラ

↓↓↓

なので、早めにいい職場に出会って長く勤める事も考えた方がいいと思っている今日このごろです。

<ぜおん>

私の職場でも50代の方も入ってきている方もいますし、40代新卒の方もいます。なので、年齢は気にする必要はありません。

転職のメリット・デメリット・転職に必要な期間

転職について良いことばかり書いてきましたが、デメリットもあります。実際に転職した後では前の職場には戻れないため、軽い気持ちで転職をすると「前の職場の方がよかったなぁ」という事にもなりかねないので注意が必要です。

良い職場への転職はメリットだらけ!良い職場でなくても無駄にはならない

  • より良い労働条件で働ける
  • 違った経験が得られる
  • 新たな挑戦の機会となる
  • キャリアアップに繋がる

良い職場に転職出来た時のメリットはたくさんあります。また、例え良い職場ではなかったとしても、「転職した」という経験は大きくて、次に繋がるものと言えるでしょう。

転職の際に必要な履歴書や職務経歴書も、PCで一度作成しておけば次に転職する時にも使い回せるので労力も減らせます。

数ヶ所の職場を経験している人は、考え方の幅が広がります。良かった所はモデルケースとして活かせますし、悪かった所も反面教師として活かす事が出来ます。

<ぜおん>

私は4ヶ所経験しているので、今までの経験を活かした事で重宝されるようになりました。特に3ヶ所目に管理職となった事が経験としてすごく活きています。

転職することでのデメリットもある

転職することでのデメリットも全く無いわけではありません。

  • 人間関係を一から作る必要がある
  • 環境に慣れるのに時間がかかる
  • 次行く職場が必ずしもいいとは限らない
  • 転職を繰り返していると転職しにくくなる可能性がある

人間関係の再構築や環境への慣れに、時間やストレスがかかります。しかも、せっかく一生懸命頑張って転職しても、職場環境が悪かったら…と考えると転職を避けたくなる気持ちもわかります。

また、これは面接する側の立場に立って考えるとわかりますが、短期間で転職を繰り返している履歴書を見た時に、警戒しますよね。採用する側にしてみれば、ずっと働いてほしいという気持ちがあるため「すぐに辞めてしまうかも」と思われる危険性があります。

しかし、ブラック職場だと思うのであれば、将来のことも考えて転職するのがいいと思います。

転職するための期間は短くて2ヶ月程度でも可能だが、出来れば半年程度かけたい

もしあなたが転職を考えているのであれば、早めに転職活動を始める方がいいでしょう。

出来れば転職活動は半年程度は見たほうがいいからです。転職活動をしようと思った時に、すぐに良い職場が見つかるとは限りません。

そのため、今すぐに転職する気がなかったとしても、転職サイトの登録だけでもしておいて、次の職場探しだけでもしておくことをおすすめします。

転職の方法についてはコチラの記事に詳しく書いてあります。

↓↓↓

転職エージェントを使う事でリスク回避

転職をする時、求人の探し方は色々とありますが、一般的なのは転職サイトの活用でしょう。

「ブラックな職場と回避」という視点で探すのであれば、エージェント型の転職サイトを使うのがおすすめです。

おすすめする理由は主に3つ!

  • エージェントは職場の内部情報や労働条件についてある程度わかっている
  • ブラックな職場はエージェントには頼まない傾向がある
  • エージェントを使う事は職場側も育てる意欲があるということ

詳しく解説していきますね。

エージェントは職場の内部情報や労働条件についてある程度わかっている

エージェントは職場先の情報を把握しています。なので、そもそもブラックな条件のものは少ないんですね。エージェント側からしても、ある程度の期間勤務をしてくれないと紹介料が安くなるため、長く勤められる職場を提供しようと思っているわけです。

もちろん、絶対ブラックではない!とは言い切れませんが、ハローワークやPTOTST.NETなど、求人募集が無料や安価で出来て、仲介がない場所よりは遥かにブラックな職場に行くリスクは低いと言えるでしょう。

<ぜおん>

求人票や職場見学に行って不安な事や聞きにくい事も、変わりに聞いてくれたりもするので、使う側からするとありがたいと思います。

ブラックな職場はエージェントには頼まない傾向がある

ブラックな職場はエージェントを介しての採用はしない傾向があります。

なぜなら、エージェントで採用すると結構な費用がかかります。

ブラックな職場ではせっかく採用しても人が定着しないため、人材採用に関してお金をかけたくありません。なので、仲介料の安いサイトで募集をします。それなら辞められても大きな痛手にはならないので。

<ぜおん>

職場見学の対応をしていても、エージェント経由で来た人の方がしっかりしていて印象が良い人が多いです。

エージェントを使う事は職場側も育てる意欲があるということ

エージェントから採用する職場側からすると、費用をかけて人材を確保しているため、その分職員を大切に考える傾向があります。そんな簡単に辞められては困るので。

たとえ今の環境がベストでなかったとしても、職場環境を見直して改善しようとする姿勢があれば将来性もあると言えるでしょう。

<ぜおん>

良い職場は当然ながら職員を大切にしてくれます。それだけでも働きやすさが全然違います。

おすすめの転職エージェント

「転職エージェントを使ったほうが良いことはわかったけど、たくさんある中でどれを使えばいいの?」

「何かおすすめのエージェントを教えてくれ」

と疑問に思う方も多いと思うので、私のおすすめとして紹介したいと思います。と言いたいところですが、

「大きいエージェントならどこでもいい!」
「1つではなく複数登録しておこう!」

これが結論です。

正直、私の経験からすると「どの転職エージェントを使うか」よりも、「担当者との相性」の方が大事だと思っています。なので複数登録することで、担当者の比較も出来るためおすすめしています。

こちらの中から選んでおけば間違いないというものを選定してみました。

PTOTSTワーカー
PTOT人材バンク
マイナビコメディカル
レバウェルリハビリ
PTOT転職ナビ

この中から、まずはご自身の地域の求人数なども見て、複数選べば間違いないです。

今はまだPTの需給関係はバランスを取れた状態と言えるため、転職で大きく苦労することはないと思いますが、今後供給量が多くなり、転職も大変な時代が来ると思います。

「PTはオワコン」の現状について調べた記事がコチラ

↓↓↓

転職を考えるのであれば、早めの方がいい!という事も覚えておいて下さい。

まとめ

今回は過去の私と友人の経験から、PTにおけるブラックな職場の特徴とその対策についてお伝えしました。

医療、介護業界には、まだまだブラックな職場は存在する

ブラックな職場に長く勤めていてもメリットは少ない

出来るだけ早く転職を考えて、はじめの一歩を踏み出そう

転職経験は無駄にはならない

その上で、ブラックな職場に次いかないようにするために転職エージェントを活用したほうがいいこともお伝えしました。

転職エージェントを使用することで、ブラック職場を回避しやすくなる

転職エージェントは、担当者との相性が大切

そのため複数登録しよう

繰り返しにはなりますが、今はPTの数も増えてきて、早めに動かないといざ転職をしようと思った時に苦労してしまう可能性もあるため、早めに良い職場に出会える事を応援しています。

今回はブラックな職場を回避するための方法を中心にお伝えしたかったため、転職エージェントを中心におすすめしました。

しかし、転職方法はエージェント以外にもありますし、PT以外の職も検討している方もいるかもしれません。そんな方にはコチラの記事も役に立つと思いますので、ぜひ一度ご覧ください。

↓↓↓

PT・OT・STに限らず、転職やリハビリの働き方についての悩みがある方は、お問い合わせからご連絡をいただければ、相談に乗らせていただきます。

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